SAKURA FIRST BLDG

原宿、明治通りの新ランドマーク「アイスバーグ・ビル」のインテリアデザイン。「美術館のようなオフィス空間」というオーダーを受け、極力シンプルな要素でデザインをまとめている。階高6mの大空間に、真っ白な鉄骨フレームとガラス、ヒノキのフローリングという最小限の要素の中で、唯一の存在感あるオブジェクトとして片持ち吊り構造の受付カウンターをデザインしている。
築30年のビル2フロアを模型のようなニュートラル&フラット空間にリノベーション。浅草橋に京都発デザイン家具ショップ「IREMONYA DESIGN LABO TOKYO」がat-table設計施工で完成。「空間が主張しない」ことをコンセプトとしたため、恣意的な意匠を避け、純粋な建設行為に近づけていくこと自体をデザインとした。床を抜いて構造補強/限りなく軽い鉄骨階段を設置する。
郊外賃貸集合住宅の外装改修デザイン。
外構とセキュリティーを整理しつつ、周辺マーケティングから3〜4人ファミリーをターゲットに、子供と若い夫婦が楽しんで生活できる外観配色デザインを行った。市条例による外観配色規制をクリアしつつ、収益物件として目を引くカラーバランスを提案。
台東区浅草橋、築21年のオフィスビルを全面リノベーション。ワンンフロア100㎡弱の既存建物は、1層を除いて空室状態であったが、各フロアを3-6戸に区画して、小規模事業者や個人使用をターゲットにしたコンパクトなSOHOに生まれ変わった。ちょっとした料理も可能なミニキッチン・簡易型シャワーブースも設置し、昼夜を問わず自由に働ける環境が整っている。
築年数がたち、普通の不動産情報では埋もれてしまう典型的な雑居ビルのオーナーから相談があったのは1年半以上も前の事だ。やるべき事もたくさんあったが、なによりこの建物ならぜったいに良くなるという担当者の思い入れがあった。このあたりの雑居ビルで、面積の小さな4F以上の事務所は人気がないので、SOHOとした。3Fまではビジネスユースを想定した。5Fはペントハウスらしさを演出した。 賃料設定から工事費の調整、設計、リーシングの業者紹介まですべてをやり切った物件であり、幸い2F以上は完賃となっている。(11/15現在)
音楽関連のコンテンツ事業を営むグループ企業の新設オフィス。それぞれ別の業務を行う複数のワークルームは明確に区分しながら、視線は常に行き交う空間構成となっている。ガラスのパーティションは、木製フレームからなり、全て熟練の木工大工による現場製作。総ガラス張りながら、無機質で冷たい印象にならないよう、床・フレーム全て無垢材・無着色仕様となっている。
「高さ制限・敷地境界に依らない外観デザイン」と「外壁までを賃貸する」ことの両立案 テナントビル・一棟売りの収益物件、ということを念頭に売却先を限定しない外観デザインを考える。 どんな既存状態であれデザインで建物価値を上げることは当たり前。それに加え、テナント看板により外観が損ねられるが建物の印象を良くして高く売りたいという矛盾を「看板工作物」の有効利用・ビルリノベーション手法の一つとして提案、媒体看板を加えた賃料UPで収支をもデザイン、完成。
麻布十番のビルオーナーによるペット霊堂の事業計画に設計として参加した。事業性と街中にあるペット墓地のありかたをさまざまな角度からスタディし、ほどよいバランスの建物が出来上がった。外観は厳格な造形の中に、「写り込む風景」というかたちで多様性を表現した。内観は、非日常性を照明計画に見い出しながら、木材の暖かみをふんだんに取り入れた親しみやすい計画とした。