SAKURA FIRST BLDG <リノベーション>

Renovated Cityscape
これは、築年数30年余りの建物を、少し変わった方法でリノベーションした事例です。

これは、築年数30年余りの建物を、少し変わった方法でリノベーションした事例です。
一般的に、建物を一新しようとするときは、外壁窓サッシュや、外壁仕上げ材を全面交換することで、ビルのイメージや性能をリニューアルすることになりますが、本事例では、必要十分な建物修繕工事を施した後に、必要最小限の「デザイン」を付加することで、省エネルギーによる建物リニューアルを実現しています。
デザインの大きな特徴として、露地行灯(ろじあんどん)を積み木のように積み上げた姿形をモチーフにし、高性能LED照明設備によって、省電力で建物をライトアップしていることがあげられます。
これは、単に建物ひとつを綺麗に見せるためにデザインされただけではなく、それが建つ街並みに、明るく楽しげな雰囲気をつくりだすためにも考慮されています。
このように、最新の性能を持つ設備を利用するにとどまらず、それらが最も効果的にイメージや性能を発揮するような「デザイン」に重点を置いたリニューアルの方法は、省エネルギーという観点からみても、今後ますます重要なことになるだろうと考えています。
担当:石川 保
施工:萬吉建設株式会社
所在地:埼玉県さいたま市
竣工:2008年9月